2020年12月に実施した引退セレモニーのタイトルは「One Four Kengo」。今回のイベントのコンセプトは「Nakamura Kengo Final」。エンブレムを制作するあたり、その頭文字をとって「NKF」と表現。NKの後に続く「F]というワードには「Final」の他にも・Family ・Friends ・Fun ・Fan などケンゴが大事にしてきた言葉の頭文字でもあるので「NKF」はシンプルながら凝縮された言葉になっております。そのNKFをベースに4年前の「One Four Kengo」の際にもロゴデザインを手がけました大塚いちおさんにデザインをお願いいたしました。
今回、ロゴやエンブレムのデザインを依頼されて、最初に考えたデザインは、憲剛の最後の試合なので、ベーシックな書体の「NKF」と「One Four Kengo」の時に描き起こした憲剛のシルエットを配置したシンプルなデザインのものでした。
最後はそのプレーする姿を、静かに心に焼き付けるようなイメージでと思い、一度デザインしました。
ですが、その後、(今回の発起人のひとりでもある)スキマスイッチ常田さんとも話していくうちに、最後だからこそ、もっと楽しいものにできたら、憲剛の最後は、みんな笑顔でという思いに変わっていきました。
そこで再度デザインを考えた時に、憲剛はファンサービスの時や、イベントの時など、いつも僕らに必ず正面から向き合ってくれていたことを思い出しました。
そんな憲剛ですが、やっぱり等々力や他のスタジアムでプレーしている横顔を、いつも僕らはワクワクしながら観てたんだなー、大好きだったんだなーと思い、最後はその横顔をあえて少しゆるく、エンブレムにと思いました。 ぜひ、みんなで笑いながら、憲剛の最後のプレーを楽しみましょうー。